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1691年、岩出山伊達家3代目敏親(としちか)により、江戸時代に岩出山の武士の子弟に教育を授けるために、開設された学問所です。当初は城内にあり「春学館」と呼ばれていたが、1692年に現在地に移築され、名前も『有備館』と改められた。庭園は、仙台藩の茶道頭石州流三により、岩出山城の岸壁を借景として、池中に茶島他を配した廻遊式池泉庭園で、四季を通じて咲く花が絶えないように配慮されている。
昭和8年、今に残る日本最古の学問所として国の史蹟名勝の指定を受け、後に伊達家より町に寄贈。
伊達政宗(仙台城主)は、1591年豊臣秀吉の奥州仕置により岩出山にやってくる。1602年に仙台青葉城に移った後は、四男宗泰を岩出山城主とし、岩出山伊達家が出来る。 |
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