■ 七夕本祭り
   仙台七夕まつり2004

   仙台七夕まつり2003
   
■ もう一つの七夕祭り
   瑞鳳殿七夕ナイト

■ 七夕 その後に
   竹灯り2006  …一番町四丁目商店街のロウソクの灯り
                 & イベントとして開催された西馬音内盆踊り

    
■仙台七夕とは

 仙台七夕の歴史は古く、干ばつ・冷害の飢餓が発生していたので天災を祓う
意味で短冊に祈りを捧げていたそうです。藩政時代には、仙台藩初代藩主・伊
達政宗が婦人の文化向上の目的で七夕を推奨したため武家・町人とも軒先に
七夕の笹飾りを飾っていたといわれます。
商店街で大規模に飾り付けられたのは昭和2年(1927年)の事で全国の七夕ま
つりの先駆者になっています。又、「くす玉」も仙台が発祥の地となっています。
昭和26年に仙台七夕を模範として平塚七夕が開催されています。
  
■日本三大七夕まつり

七夕まつりで有名なのは、宮城県仙台市の「仙台七夕まつり」神奈川県平塚市
の「湘南ひらつか七夕まつり」の他に三番目と謳っている七夕が沢山(注)ありま
す。

■各七夕祭りの特徴
  
◆仙台七夕祭り…毎年8月6日〜8日
 仙台の七夕の特長は、飾りつけに和紙(京の友禅千代紙や江戸千代紙)を多く
使い、七夕の「七つ飾り」と呼ばれる伝統的な飾りである短冊、紙衣(かみごろも
)、折鶴、投網、屑籠(くずかご)、巾着、吹き流しで構成され「吹流し」の頂上には
丸い大きなくす玉が配置されます。これらは気品ある趣きをかもし出し、繊細で
上品な七夕まつりとなっています。豪華な中にも『わびさび』の精神も活かされ
ています。
夜間照明用の提灯類をつけることは有りません。

◆湘南ひらつか七夕まつり…毎年7月7日ごろ(毎年変更される)
 平塚七夕祭りの特徴は、「竹」がほとんど目立たないほど派手で豪華な「飾り」
が付けられます。その豪華さで日本一を誇っています。

注:『日本三大七夕』を謳っているところは多数あります。仙台、平塚に次いで3番
目が、阿佐ヶ谷七夕まつり(東京都杉並区)、安城七夕まつり(愛知県安城市)、
一宮七夕まつり(愛知県一宮市)、清水七夕まつり(静岡県静岡市清水区)、
高岡七夕まつり(富山県高岡市)、戸出[といで]七夕まつり(富山県高岡市)、
茂原七夕祭り(千葉県茂原市)など(あいうえお順)が有るようです。

■仙台七夕の七つ飾り
  
1.短冊(たんざく)
早朝、カラトリ(サトイモ)の葉にたまった夜露を集めて硯で墨をすり、色紙の短冊
に師から習った詩歌を書き、学問や書道の上達を願ったのが始まりです。
現在では願い事を書くようです。
 
2.吹き流し
織姫の織り糸を象徴していて、飾り付けの主役となっています。
 
3.千羽鶴
家の長老の年の数だけ折りました。家族の長寿を願います。
 
4.紙衣(かみごろも)
病や災害の身代わりに捧げます。竹飾りの一番上に吊す習慣があります。昔は
母親や師匠に教えられ裁縫や手芸の上達を願いながら縫いました。
 
5.巾着(きんちゃく)
巾着は昔の財布で腰にぶら下げたもの。商売繁盛や富貴を願い、又、しっかりと
紐で結ばれ節約や貯蓄の心を養います。
 
6.投網(とあみ)
昔の動物性たんぱく質の源、魚を捕る網です。仙台近海の豊漁を祈願しました。
 
7.くずかご
7つの飾りを作り終わったあとに出た紙くずを集めてくずかごの中に入れます。
物を粗末にしない倹約と清潔の心を養います。
  

  
  

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